みなさん、こんにちは。
東京都に特化したポスティングを行っている東京ポスティング協同組合です。
今回は「お客様の心をキャッチする文章のポイント」をご紹介したいと思います。
といっても難しいことはありません。
たった一つの事さえ意識すれば良いのです。
それは、起承転結をハッキリさせることでも、細かく文章を区切ることでもありません。
そのポイントとは・・・
「”誰に何を伝えたいか?”を決めてから文章にすること」
です。とっても単純ですよね!
私自身まだ無意識のうちに、文章を書く際に「誰に何を伝えたいか」をしっかり決めてからではなく、とりあえず文章を書き始めてしまうこともあります。
結構、頭では意識していても、いざそれが毎回100%出来ているかというと、ほとんどの場合、出来ていないことが多いと思います。
他の仕事や対応などで気が取られていることもありますし、早く仕上げなくちゃいけないというプレッシャーから、大切なステップをすっぽかしていることだってあるでしょう。
しかし、お客様が本当に魅力を感じる文章を書くために、この「誰に何を伝えたいか」を決めることというのは、もの凄く大切な工程であって、それをしなかったがために、一生懸命仕上げた文章も、成果を生み出さない、意味の無いものになりかねません。
「誰に何を伝えたいか」を決めて書いた時と何も考えずに書いた時は、断然に違いを感じます。ポイントとして「誰」という部分は、出来るだけ具体的な人を思い浮かべて文章を書いてください。
例えば、メルマガを書く場合、「20代の女性」に向けて書くのではなく「自分の知り合いの25歳OLの佐藤さんにこの商品はピッタリだろうな」と頭の中で思い浮かべてみてください。
このように頭の中で 「誰に向けて」 をハッキリとすることで、書き下ろす文章にも深みが出て、より分厚い内容になる筈です。
例えば・・・
「小林さんは、カフェやオーガニック食材が好きで、自分でハーブも育てているし、化粧品もオーガニックに拘ってるみたいだから、小林さんにこの商品のことを教えてあげるときっと喜ぶだろうな!」と思って、文章を書いてみたとします。
恐らく、「20代女性」に向けた文章にはない、小林さんがオーガニックが好きな理由や、拘る訳についてもしっかり考えて、その点についても「どこがどのように良いのか」文章に現れてくるのではないでしょうか?
そのような、ピンポイントに絞り込んだターゲット宛の文章を書くと、その人だけではなく、小林さんと同じような趣味を持った人達にも響くような文章になって行くのです。
これってもしかしたら・・・「ラブレターを書くとき」と似ているかも知れませんね!
ラブレターを書いて「20代の女性全ての心をトキめかせよう!」と一生懸命書いたとしても、きっと誰も振り向いてくれない筈です。
「それって誰に言ってるのかしら?」
「そんな上辺だけの言葉に惑わされないわよ」というような具合に。
「僕はあなたが好きだ!あなたのそのちょっと天然で無邪気なところも、笑った時に出来るえくぼも、怒った時にふくれてしまうところも、みんな僕にとっては愛おしくてたまらないんだ!」と。
誰か一人に向けた文章には、
『何が』
『どのように』
『なぜそうなのか』
もっと深いところにある「好きの理由」が浮かんで来て、相手の心に届けることが出来るはずです。
販促の文章の場合、誰か一人を意識して書いた文章でも、それは全国規模で見てみれば、たくさんの同じ想いを持った人達の心に響くことになるので、結果的に、大勢のターゲットユーザーの心に届けることが出来るという訳です。
ですから、「チラシやホームページは色んな人が見るから万人受けする文章を!」と思わずにここは敢えて、ある一人の人物を思い浮かべて、文章を書いてみてください。
もし、時間のある方は、思い浮かべずに書いた文章と思い浮かべて書いた文章を比較してみると良いでしょう。
きっと、文章の深みが違ってくる筈ですよ!